仲間どうしが日中集まってダルクプログラムを受けるための施設。ビルの2階ワンフロアを借り切った開放的な施設です。東京都指定の生活訓練・生活介護事業所です。
デイケア
相談
利用者とその家族が希望する生活や、心身の状況などにあわせて、目標を立て、計画的に相談、助言などを行います。
生活訓練
個別相談やグループミーティングを通して、今後の生活に必要な考え方生き方を身につけ、つづけていけるようにします。日中も、活動の場や回復を考える時間が必要な人をサポートします。仕事や家族の関係等で変則的にしか参加できない場合も個別に対応します。
就労を希望される方には、状況に応じて、就労に向けた動機付けや情報提供をしながら、社会復帰に結び付けていきます。
健康管理
月1回、看護師による健康チェック、セラピストによるヨガを行います。必要な処方薬は飲み忘れたりしないように見守ります。医療機関との連絡、調整をしながら健康保持のための適切な支援を行います。
金銭管理
希望により生活費を管理し、修了後は計画的にお金が使えるように支援します。
レクリエーション
スポーツ、映画鑑賞、バザー出店、夏季宿泊研修旅行等、各種イベントへの参加を通して、分かち合いの場を広げます。
地域活動への参加
荒川・台東地区におけるボランティア活動を通じて、各機関(地元企業や社会福祉協 議会等)との連携をはかり、地域の人々との交流を深めます。
アフターサポート
ダルクプログラム修了後のアフターサポートとして、定期的に電話連絡や訪問をします。地域の中での孤立化を防止します。
プログラム
- 1日3回のグループミーティングに参加します。
- スポーツ(ソフトボールやバレーボール)、レクリエーション(高尾山登山、食事会、宿泊研修会、ヨガ等)、各種セミナー(自助グループのセミナー、他ダルクのフォーラム等)に参加します。
- 入寮者には担当スタッフがつき生活面をサポートします。
- プログラム期間は個人差があります。最低3ヶ月が基本プログラム期間(グループミーティング中心)です。その後就労・自立・退寮までには更に3ヶ月から2年を要する場合もあります。
- 退寮後は、アフターケアとして、ダルクに定期的に通うことを勧めています。
週間予定表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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10:00~11:00 | ダルク ハウス ミーティング | ダルク ミーティング SC | ダルク ミーティングSC | 休 | |||
13:30~15:00 | ダルク ミーティング SC | スポーツレクリエーション | 休 | 休 | |||
19:00~20:30 | 各地で行われる自助グループのミーティング |
ダルクで行われているミーティングは、毎日テーマを決めてそれについて語り合います。基本的に”言いっぱなし”の”聴きっぱなし”のスタイルで行い、非難や批判をされることなく、お互いの経験を分かち合う場です。また、その場で話されたことは、他の場所で話題にすることはお互いにせず、個人の秘密は守られます。
- ハウスミーティングでは、ダルクを利用する上での日常的な様々な問題を、スタッフを含めたメンバー全員で話し合います。
- ステップミーティングでは、自助グループが提案する12ステップのうち最初の3ステップをメンバー全員で学びます。
- 日曜の午前午後は、基本的にプログラムは休みです。セミナーなどのイベントがある場合は全員で参加します。
- ダルクミーティングSCとは、ダルクセカンドチャンスで行うミーティングをさします。
職員
施設長 森田邦雅、他5名
相談
電話相談
依存症者ご本人、ご家族、関係者(医療、福祉、教育、司法等)からの相談、問い合わせに応じています。必要に応じて、他の相談機関を紹介します。相談の内容によって来所相談を考えます。
家族個別相談
薬物依存症者のご家族を対象として、スタッフとの個別相談を行います。継続して相談を受けられる適切な相談機関を紹介し、同時に、家族の自助グループへの参加をうながします。(面談 1回 3,000円)
依存症者個別相談
薬物依存症、アルコール依存症のご本人を対象として、スタッフとの個別相談を行います。ご本人の希望や、現状の問題に個別で対応します。東京ダルクをはじめ全国のダルクへの紹介や自助グループの案内をします。
連携、ネットワーク
医療サポート
ダルク利用にあたって通院が必要な場合には通院先の病院を紹介します。入院が必要な場合は病院と連携。受診から入院までのサポートをします。病院、家族、福祉事務所と連絡を取り合い、治療方針を検討します。その他、保健所、精神保健センター、保護観察所、保護司等との連携を大切にしています。
合併症、被虐待、自殺願望等、回復者カウンセラーだけでは対応がむずかしいときには、専門家を交えた支援体制を組んでサポートします。
司法サポート
勾留中の依存症者ご本人から依頼があれば、必要に応じて面会や書面にて裁判のお手伝いをします。(面会 5,000円、文書料 5,000円)
保釈の受け入れもしています。ダルクホームに入所しながらプログラムを受講し、裁判にのぞみます。(有料 ダルクホーム入寮費に準じます)
刑務所などに入所中は、文通しながら気持ちが切れないようにサポートします。
刑務所などからの出所者の身元引受人になります。出所後はダルクホームに入所して回復を目指します。(出所者の身元引受はダルクホームの費用を自己負担・家族負担できる方に限ります)
予防・啓発
学校の薬物乱用防止教育の講師
薬物依存の生の体験談を学生の皆さんに聞いてもらうことで、依存症を知り、もし誘われても断る勇気が持てるような機会にします。いざという時に正しい判断ができること、自分を大切にすること、希望を持って生きていくことを伝えます。(人件費、交通費など 応相談)
地域の学習会、研修会の講師
保健所、福祉事務所、地域団体等の要請に応じてスタッフが出向き、ダルクの活動や薬物依存症についての正しい知識を学び、依存症への理解を深めてもらいます。(有料 応相談)
書籍、リーフレットの制作・販売
薬物依存の様々な側面に対応した書籍の制作、販売。青少年向け、家族向け等、対象者別に薬物依存症とダルクの活動についての書籍を販売しています。
所在地
詳しくは、アクセス情報をご覧ください。