家族・パートナー・友人の方 一緒に考えませんか
あなたの身近な人に薬物使用の問題があったとしたら、あなたはどう対処しますか。最初は気が動転して慌てふためくかもしれません。しかし、慌てて適切な情報を持たないまま行動を続けると、混乱はますますひどくなっていきます。あなたの今抱えている問題を、解決に向けて一緒に考えくれるサポーターを見つけましょう。
精神保健・医療・福祉関係者の方へ
医療・福祉の現場で働くあなたの前に、薬物の問題を抱える本人や家族が現れたとき、あなたは援助者としてどう関わりますか。そう簡単に問題解決に向かわない対象者に振り回されて、マニュアル通りの対応ではなかなか相談が進まないことに辟易していませんか。だとすれば、連携・協力しながらサポート体制を組んでいく準備がダルクにはあります。
司法・矯正・法曹関係者の方へ
薬物使用者が起こす法律問題の背景には、薬物依存症という病気が隠れています。したがって、裁判や借金返済といった表面的なことに対処する他に、この薬物依存症からどう回復していくかということに注目する必要があります。
学校教育・社会教育関係者の方へ
学校で薬物乱用の問題を取り上げるとき、保健師や薬剤師、あるいは警察官に依頼して薬物乱用防止教室を開催するのが一般的です。予防教育の場でダルクが担える役割があるとしたら、それは薬物乱用の実体験を学生に聴いてもらうことで、薬物乱用の実態を知り、自分を大切にすることを学び、誘われた時に正しい選択ができるような勇気を育むことです。